【idea】軍需用途の『サランラップ』を変えたサラとアンの転換アイデア
サラ と アン のラップ がサランラップ
ダウ・ケミカル社の登録商標の (Saran Wrap) のSARAN は、サラ (Sarah) とアン (Ann)の名前から命名された。
PVDCフィルム(サランフィルム)ポリ塩化ビニリデン(PVDC)フィルム
『ラップ』は、戦場での弾薬や火薬を湿気から守るために生まれた。
第二次世界大戦は、戦時需要だったが、戦争が終わると、ラップのニーズは急速に冷え込む。
ダウケミカルの社員のラドウィックとアイアンズの奥さんのサラとアンは、ピクニックの時にレタスをラップで包んでおり、食品を包むとことに使えることに初めて気づいたという。
その後、冷蔵庫と電子レンジの普及によって、『サランラップ』はヒット商品となった。
戦後、ダウ・ケミカルのラドウィックとアイアンズという二人の技術者がピクニックに行った際に、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)フィルムにレタスを包んでいったことがきっかけとなり食品の保湿と保管としての用途が注目されてその後に正式に食品用ラップとして一般に販売されることになった。この時に、商品名は食品用に使えることに気付いた二人の技術者の妻、サラ (Sarah) とアン (Ann) の名前にちなんでサランラップと名付けられた
日本では1960年に、呉羽化学工業(現クレハ)がクレラップを、続いてダウケミカルと旭化成の合弁会社である旭ダウ(現在は旭化成と合併)がサランラップを販売したが、当時は冷蔵庫や電子レンジの普及率が低かったため、売り上げは伸びなかった。電子レンジの普及にも伴って、料理を加熱する際の食器の蓋として利用されるようになっていった。