喜劇王対決 チャップリンVSキートン 狂騒の1920年代
BS世界のドキュメンタリー
1920年代、『映画』というニューメディアを、使った娯楽を築いた。
蒸気船、列車、自動車、電話、ありとあらゆるメディアが登場した時代。
トーキーのなかった時代、言葉や音楽ではなく、アクションで全てを伝える。
社会風刺の飛んだチャップリンと、クールな軽業師のキートン
二つの強力な、個性によって喜劇を進めてきた。
現在のYoutuberがまるでトレースしているように思える。
狂騒の1920年代。あれから100年 メディアの狂騒の2020年はやってくるのか?
1928年 トーキーの幕開け
バスター・キートン自伝―わが素晴らしきドタバタ喜劇の世界 (リュミエール叢書)
- 作者: バスターキートン,チャールズサミュエルズ,Buster Keaton,Charles Samuels,藤原敏史
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1997/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
平均6,000万(60億円)ドルの予算で2倍以上(120億円)のリターンを狙うハリウッド
作品の優劣は、アカデミー賞が決め、ハリウッドは『ROI』で監督を選ぶ。
『ROI』とは、(Return On Investment:投資利益率 :費用対効果)の意味をさす。
この監督に4倍の2億ドル預けると、どれだけのリターンが生まれるか?で監督を起用する。しかし、この構造は、サブスクリプションモデルの大盛況で変化する。
CATVのテレビシリーズが、完全にNetflix Originalsに移行し、それをAmazon Prime Originals に YouTube Originals に移行している。
ハリウッドは、もはや、原作や脚本をもとに、劇場へ足を運ばせる、スピンオフ作品専属作品製作所になりかねない。
もしくは完全に製作子会社に製作させるかだ。
劇場に足を運ぶ意味がなくなりつつある。大きな画面は、VRでも十分だからだ。迫力あるサウンドもヘッドフォンで十分可能だ。
自宅でリラックスして、時間に縛られることなく、隣の客に遠慮することなく映画が楽しめる。
製作費 | $55,000,000 |
---|---|
興行収入 |
平均6,000万(60億円)ドルの予算で2倍以上(120億円)のリターンを狙うハリウッド
ROI= 利益÷投資額×100
ハリウッドでは、6つのメジャースタジオが年間に20本の映画を製作しているが、一本の映画製作コストは広告費を除いて平均6000万ドルかかっている。そして、ある程度見込みのある脚本が現実味を帯びるまでにも1400万ドルのコストがかかると言われている。もちろん、興行収入が期待どおりになるかどうか、映画の成功は全く保証されていない。日本の映画製作費が平均3.5億円(1000万から20億円)であることに比べると、実に17倍の初期投資が必要になる。
興行成績ヒットよりも、ROI率でのヒットで監督を選ぶ傾向にあるだろう。
なんといっても、ROI率の高い、監督はスティーブン・スピルバーグ監督だ。必ず、映画会社に損をさせることなく、ソツなく仕上げる監督だ。
なにしろ、予算は守る。スケジュールは完璧。これほど、映画会社にとってありがたい監督はいない。死ぬまでというか、死なないことを前提に作品のスケジュールが組み込まれている。
こだわりがあるが、クリント・イーストウッド監督もROI率が高い。
オリジナルな作品にこだわり、昔からの映画の本質をつらぬく良い作品を高齢でありながらも精力的に製作している。
本人は、引退するつもりは一切ない。
しかし、フランシス・フォード・コッポラのような職人肌の監督は、予算も時間もめちゃくちゃ。良い監督だが、もはや自腹でないと製作に望めないという状況だ。
映画『サヨナライツカ(2010年)』誰に一番、感情移入できるかで浮気か本気かがわかる映画
中山美穂 西島秀俊 石田ゆり子
監督: イ・ジェハン
amazon primeで視聴可能
2019年3月21日
https://www.asmik-ace.co.jp/lineup/2179
【映画】『サヨナライツカ』
誰に一番、感情移入できるかで浮気か本気かがわかる映画。
仕事ができて、モテるオトコならではの悩み…。
西島秀俊 がハマリ役。
いや、中山美穂が迷惑すぎるだけなんだけど…。
実は、純粋だったんだ…な感じで、最後は胸キュンで終わる…。
石田ゆり子の結婚前の行動も大胆。
愛する人とのはざまで感情が揺れ動く…。
熟年離婚とかも十分にありえるから…。
しかし、手に入らない『愛』だったからよかったというケースはよくある。
不倫の関係は萌えたけど、不倫の関係でなくなった時点で冷めてしまう。
想い出に恋しておくことがいちばん美しいのかも…。
カメラのカットがとても美しい。
音楽も良い。
中山美穂の元・夫の辻仁成の作品での出演だから、なんだかこの映画のいわくを物語る。
2002年に結婚、この映画の公開後の 2014年の離婚。
中山美穂の映画は1997年の『東京日和』以来の13年ぶり。
https://ja.wikipedia.org/wiki/中山美穂
中山美穂の老けた感じはとても良かったが、西島秀俊のメイクは興ざめ。
しかし、両者の手のひらのシミは見事…。逆に西島のメイクやかつらが不自然で目立つ。
長年、双方に惹かれ合いながらも、数十年の時を経て、出会うが、もう手遅れ。
もしも、西島秀俊が、石田ゆり子を捨て、中山美穂に走っていたならば…ということも想像する。浮気はやはり浮気で、自分のものにならないから、いつまでも美しい思い出でとっておけたのかもしれない。
もしも、あの時、この人と結婚していたら…は、ニコラス・ケイジ主演の『天使のくれた時間 The Family Man(2001年)』がおすすめ。
https://www.amazon.co.jp/サヨナライツカ-中山美穂/dp/B00IU7VTFA/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=サヨナライツカ
【映画】TOB買収 がわかる『天国と地獄』黒澤明 監督
2019/03/13/WED NHK BS プレミアムシネマ
冒頭の 会社の幹部たちの悪巧みから始まる…。
25パーセント の株式を持つ社長。
21パーセントの株式の役員たち。
13パーセントの株式を持つ三船敏郎。
役員と三船敏郎を、合わせると34%
議決権を持ち、会社をコントロールできる。
三船敏郎が、反対すると、役員たちは、社長と組み46パーセントでお前を追い出すと、逆に脅す。
実は、三船敏郎は、密かに会社の株式を密かに買い集めていた。
3年間で15パーセント集め、実は28%の株式を三船敏郎は、持っていたのだ。
さらに、現在、5000万円で19パーセントを手に入れる事ができるようになろうとしていた。
TOB 株式公開買い付けによる買収計画だった。
つまり、三船敏郎の株式は合計で47%となり、社長と役員たちの合計の46%を1%だけ上回るのだ。
三船敏郎は、秘書の三橋達也に、大阪まで飛行機で5000万円の小切手を渡させようと考えていた。
しかし、秘書の三橋達也は、5000万円が1/3の手付金でしかない事に気づく。つまりあと、1億円が必要なのだ。
三船敏郎は、豪邸まで、抵当に入れて5000万円を作ったのでそんな1億円なんてどこにもない。
しかし、47%の株式をもち、来月の株主総会をのりこえ、会社の実権を握ればなんとでもなるという買収アイデアだったのだ。
そんな時に、三船敏郎のところに、子供を誘拐したという脅迫電話がかかってくるのだ…。
3000万円用意しろという。
明日中に揃えろと言う。
しかし、誘拐した子供は三船敏郎の子供ではなく、運転手の子供が間違えられて誘拐されたのだ…。
ここまでは、エドマクベインの原作通りの設定だ。
「キングの身代金」
しかし、ここまで時間をかけてかけて、練り上げてきたストーリーだけど、ラストは突然すぎる…。おいおい、そこで終わるのか???
TOB(ティーオービー)とは、“株式公開買い付け(Take Over Bid)“の略称で、上場企業の発行する株式を、通常の市場売買でなく、あらかじめ買い取る「期間」、「株数」、「価格」を提示して、市場外で一括して買い付けることを言います。
TOBは、主に上場会社を買収したり、経営の実権をにぎるために使われます。おおまかにですが、TOBをすると下記がおこなえるようになります。
発行済み株式の33%(3分の1)超を取得すれば、重大な決定事項を拒否できる
50%(2分の1)超を取得すれば、社長をはじめとする役員の選任をおこなうことができる
66%(3分の2)以上を取得すれば、会社を解散・合併することができる
https://kabukiso.com/column/tob.html
まさに、伊藤忠とデサントがTOB買収のまっさかりである…。
伊藤忠商事は15日、スポーツ用品大手デサントへのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。目標の721万株に対して2倍の約1500万株の応募があった。持ち株比率は、従来の約30%から目標にしていた40%に高まる。経営方針をめぐって対立するデサントに経営体制の刷新などを求める。
今年1月31日から3月14日までTOBを実施してきた。1株あたりの買い付け価格はTOB直前の株価の5割高の2800円で、一般的な2~3割の上乗せ幅より好条件だった。応募数が目標上限を上回ったため、抽選を行い、目標株数で完了した。
https://www.sankei.com/economy/news/190315/ecn1903150037-n1.html
【映画】『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』モトリーの伝記映画がNETFLIXで公開 2019年3月22日(金)より公開
https://www.youtube.com/watch?time_continue=151&v=bgFBYgD6ILg
ロックバンドの自伝的映画、今度は『モトリー・クルー』の登場だ!
しかも、NETFLIXという。
2019年3月22日(金)より公開開始。
自伝『The Dirt モトリー・クルー自伝』の映画化
- 作者: トミーリー,ヴィンスニール,ニールストラウス,ミックマーズ,ニッキーシックス,Tommy Lee,Vince Neil,Neil Strauss,Mick Mars,Nikki Sixx
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2002/11/28
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
映画館と違って、サブスクリプションの家庭ではいつでも視聴できる。しかもタブレットでもスマートフォンでも。上映スクリーン数に最大限を限定されることもない。
これで視聴数が上がれば、ロック映画の素材はまだまだたくさんある。
70年代ロックシーンの映画としては、ドキュメンタリーではなく、デビッド・ボウイや、T REX 、そして、ローリング・ストーンズなども、ヤードバーズからレッド・ツェッペリンなどもありだし、ジェフベックや、ロッド・スチュワートなども。
音楽は知っていていも、時代の前後関係は映画であきらかにすることができる。
ロックのルーツは、まだ100年も経過していない…。
南部黒人のブルースに、白人のカントリーソングの融合、それが『ロックンロール』。
そして、それらがイギリスに渡り、『ブリティッシュ・ロック』として成長する。
ロックバンド映画、続々と登場してほしい。
すると、時代の前後関係が理解できるはずだ。
『極悪レミー』モーターヘッド
『ランナウェイズ』
『JIMI:栄光への軌跡』ジミ・ヘンドリックス
『ドアーズ』ドアーズ
『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』 ザ・ビートルズ
『バックビート』ザ・ビートルズ
『ボヘミアン・ラプソディ』クイーン
ダウン症のない世界
女優であり脚本家でもあり、ダウン症の母親でもあるサリーフィリップスが制作したドキュメンタリー。
ダウン症と、聴くとどんなイメージを持つだろうか?
このドキュメンタリーを見て、わかった事。
障害者でもなく、病気でもない。
染色体が、たったの一本配列が多いだけだった。
しかし、出生前検査で、中絶を選択する人がほとんど。
ただ、気になったのが、医療従事者の説明。
ダウン症の子供を持つリスクを説明する。
これは、社会の偏見の塊だと感じた。
リスクしか知らないのだ。
無知のままで、ダウン症の可能性だけで、堕胎して奪われる命の数。
これは、必見のドキュメンタリーだ。
ダウン症 の偏見が、少しでも軽くなるドキュメンタリーだった。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145533/index.html
Hey Googleの映画キャンペーン ヒッチコック キューブリック
ホンモノの映像を使っての Hey Google のキャンペーン
作品の世界観をベースに、そのままでパロディに…。
よく、これって許諾できましたね。
あの世でヒッチコックやキューブリックがなんてことをと激怒しているかも…。
しかし、ホンモノの映像って、すこし細工するだけでこれだけリアリティがでるところがすごいところ。
サイコ
ベイツ・モーテルを案内してくれます
2001年宇宙の旅 ハッチをHALが空けてくれなくても…。
スクリーム 警察に直通電話
スクリーム など デッドプール
新妻ベッキーはAIだった?麻雀放浪記2020
綾瀬はるか主演の『彼女はアンドロイド』を思い出した。
ベッキーがAIの役を演じるようだ。
麻雀放浪記2020 はあの昭和の世界ではなく新たな年号のSF的なモチーフが見られるようだ。
しかし、あの、家だけでなく、嫁までも抵当に入れてしまうヤクザなロクでもないギャンブル好きの世界観の演出を『麻雀放浪記』には、こちらは、期待しているのだが…。
巨人の片岡治大ファーム内野守備走塁コーチ(35)との結婚を発表したベッキー(34)が映画「麻雀放浪記2020」(4月5日公開、白石和彌監督)でAI搭載型アンドロイド役に挑戦したことが19日、発表された。麻雀クラブのママ・八代ゆき役と1人2役で「“人間とAI”なので、かなりやりがいがありました」と気合十分だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000231-sph-ent
【映画】『フライトプラン』ジョディ・フォスターの壊れ具合がすごい
いつもは、スティーブン・セガールの映画か、ジェニロペの『アナコンダ』ばかりやっているイメージのテレビ東京の『午後のロードショー』通称、ゴゴロー。
https://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/oa_afr_load/
明日10日の「#午後のロードショー」(テレビ東京・昼13時35分~)は、#ジョディ・フォスター 主演の衝撃サスペンス!「#フライトプラン」(05年/米)を放送!
— 午後のロードショー (@tx_gogoro) 2019年1月9日
▽高度1万mの上空、最新鋭の旅客機の中で幼い娘が消えた…。目撃者はゼロ、容疑者は全乗客!機内は疑惑が渦巻く修羅場と化す! pic.twitter.com/6u0gMO1Ypv
『フライトプラン(2005年)』
面白かった! ジョディ・フォスターの壊れていく演技…。エキセントリックでセルフィッシュな母親役が怖い。デビッドフィンチャー監督の『パニックルーム』の親子像を思いだす。ナイト・シャマラン監督の『シックスセンス』オチかと思ったが…。
面白かった! ジョディ・フォスターの壊れていく演技…。エキセントリックでセルフィッシュな母親役が怖い。デビッドフィンチャー監督の『パニックルーム』の親子像を思いだす。ナイト・シャマラン監督の『シックスセンス』オチかと思ったが…。 https://t.co/hbdXw7uxHO
— Paul神田敏晶 Paul Toshi kanda (@knnkanda) 2019年1月13日
ジョディ・フォスター は不思議な役者だ。
どこか、クセのある演技をさせると最高に活きる女優だ。
精神的に追い詰められる役柄が特に活きる。
行動力がありすぎる母親なのだ…。
そもそも、設定が面白い。
巨大な飛行機といえども、その中で子供が、行方不明になるという設定はかなり無理がある。
子供の搭乗記録もなく、目撃者もいなければ、そして、精神的にキテる母親のキテレツでセルフィッシュな行動の数々…。
さらに、強行で酸素マスクを出したり、緊急着陸をさせるなどの横暴ぶり…。
あなたが機帳だったら、どんな対応にでるだろうか?
映画の世界とはいえ、ある意味これは乗客による『テロ』である。
また、そんな『テロ』を興すような母親をターゲットにしたことが一番の疑問だ。
監督は今作が、ハリウッド初監督作品の、ロベルト・シュヴァンケ
スタジオのセットだけで、撮影できるシナリオであれば、予算も読める。
制作費 5,500万ドル(55億円)で、世界興行収入は、2億2,333千万ドル(223億円)
405%のROI監督だ。
そう、作品の優劣は、アカデミー賞が決め、ハリウッドはROIで監督を選ぶ。
この監督に4倍の2億ドル預けると、どれだけのリターンが生まれるか?で監督を起用する。しかし、この構造は、サブスクリプションモデルの大盛況で変化する。
CATVのテレビシリーズが、完全にNetflix Originalsに移行し、それをAmazon Prime Originals に YouTube Originals に以降する。
ハリウッドは、その原作や脚本をもとに、劇場へ足を運ばせる、スピンオフ作品専属になりかねない。もしくは完全に製作子会社に製作させるかだ。
製作費 | $55,000,000 |
---|---|
興行収入 |
平均6,000万(60億円)ドルの予算で2倍以上(120億円)のリターンを狙うハリウッド
ROI= 利益÷投資額×100
ハリウッドでは、6つのメジャースタジオが年間に20本の映画を製作しているが、一本の映画製作コストは広告費を除いて平均6000万ドルかかっている。そして、ある程度見込みのある脚本が現実味を帯びるまでにも1400万ドルのコストがかかると言われている。もちろん、興行収入が期待どおりになるかどうか、映画の成功は全く保証されていない。日本の映画製作費が平均3.5億円(1000万から20億円)であることに比べると、実に17倍の初期投資が必要になる。
興行成績ヒットよりも、ROI率でのヒットで選ぶ傾向にあるだろう。
【映画】今では信じられない昭和のハナシ #連合赤軍 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
一体、どう【総括】するのか?という、総括責めな映画だった。
いや、そんな時代だったのだろう。
自分よりも10年年上の、年金世代のベビーブーマーのインテリ層が、こぞって 共産主義を礼賛するプロレタリアートへ。平成の現在では『社畜』や『貝社員』としてジョークとして扱われるが…昭和の学生たちは本気だった。
いま、この映画を見ると、当時の学生達の集団リンチをしてまで、総括を論争するロジックが、まさに集団ヒステリーであり、集団による異質、同質の排除化であった。
同じく、amazon primeの三島由紀夫 の割腹の映画『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』も見るが、何がそこまでの彼らを動かしていたのか?の社会背景が理解できない。
当時のボクは小学生だった。近所のヘルメットかぶった学生たちは、異質な大学生に見えた。勉強するために大学にいったのではないのか?と…。
おなじ年代の、『フラワーチルドレン』でも、米国で、LSDやマリファナで愛と平和を、訴えたヘイトアシュベリー属性とは、雲泥の差だった。
全共闘世代のあのストイックさこそ、21世紀の未来から、何が、あれを起こさせたのかを、当時の人達に今一度『総括』してもらいたい。
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
ベトナム戦争、パリの5月革命、文化大革命、日米安保反対闘争、世界がうねりを上げていた1960年代。学費値上げ反対運動に端を発した日本の学生運動も、安田講堂封鎖、神田解放区闘争、三里塚闘争、沖縄返還闘争など、農民や労働者と共に、社会変革を目指し、勢いを増していった。活動家の逮捕が相次ぐ中、先鋭化した若者たちによって、連合赤軍は結成され、1972年2月のあさま山荘へと至る。その後、彼らの同志殺しが次々と明らかになり、日本の学生運動は完全に失速—。テレビ視聴率89.7%、日本中の目を釘付けにした「あさま山荘」の内部では、一体何が起きていたのか。彼らはなぜ、山へ入り、同志に手をかけ、豪雪の雪山を越え、あさま山荘の銃撃戦へと至ったのか。そして、「あさま山荘」の中で、最年少の赤軍兵士の少年が叫んだ言葉とはー。
ジャンル
若松孝二 監督
『俺が死んでも映画は残る。映画に事項はない。』名言だ…。
プロデュース作品