回転寿司は、なぜ右回り(時計まわり)なのか?
日本の回転寿司店は圧倒的に右回りが多い。
その理由は、右手でお箸を持ったまま、右から流れてきた『寿司』をよく吟味して、最後の最後まで検討しながら、最後は、左手で取れるからだ。
確かに右側を見ながら、中央くらいで判断し、左側で取るというのが自然の流れだ。
しかし、海外の回転寿司店では、やたらと左回りが多い。なぜ、日本と違うのか?
それは、文章を左から右へと読む習慣があるからだ。
日本の縦書きの文字は、右側から左側へと読み進めている。
日本では、右から左の文化というのは理にかなっている。
アラブ圏の寿司屋では、きっと右から流れることだろう。
飛行機の預荷物のターンテーブルも左回りが多い。やはり、左から右へ書く文化の流れかもしれない。
そして、飛行機の出口も必ず左側にある。これは船の出入り口が左側の名残だ。
人の乗り降りは左舷で行うという船の慣習が時代を経て、飛行機へと引き継がれ、乗り降りには大体、左側のドアを使うのです。
しかし、人間はまっすぐに歩くと左回りが自然だそうだ。心臓の位置が左にあるから…という説もあるが、ランニングのトラック競技は左回りしかない。
スーパーマーケットも左回りのレイアウトの方が回遊しやすいという。
右回り、左回り、それぞれにその理由があるそうだ。